幼い頃、初美さんに連れられて七草を摘みにあぜ道を歩いた覚えがあります。
その時は、お正月料理で疲れた胃を休める為に七草粥を食べると聞きました。
今回調べてみると、それぞれに意味があるようです。
1月7日は『七日正月』と呼ばれ、この日の朝に7種類の野菜が入った粥を食べる風習があります。これを七草粥と言いますね。
邪気を払い万病を除き、野菜が不足する冬場に栄養素を補う効果もあるようです。
では、一つ一つ見ていきましょう!
せり…「競り勝つ」意味が込められています。
せりは水気の多い所に生育しています。我が家の近くにもセリ生育地帯があります。
なずな…「撫でて汚れを除く」
ぺんぺん草ですね。昔よく遊びました。
ゴギョウ…「仏体」
花を見ると知ってるー!ってなりますね。今の時期は少し芽が出た所ですよ。
はこべら…「繁栄がはびこる」
これも春先に白い花を咲かせますね。田舎ではどこにでも見られる草です。
ホトケノザ…「仏の安座」
タンポポのような、小さい花です。あぜ道によく見かけますね。
タンポポの葉によく似ています。
すずな…「神を呼ぶ鈴」
ご存知、カブですね。ようやく野菜です。
すずしろ…「汚れない清白」
大根のことですね。
これらを、初美さんと子ども達と一緒にスマホで調べながら、田やあぜ道で摘んできましたよ。
ご覧の通り、ほぼ『草』です。
昨年、七草粥の材料を摘みに行った時、初美さんに『「せり」「すずな」「すずしろ」位でいいんやない?』と言われ、「ふーん。そうなんー。」と言われるがままにしました。
今回は、七草を摘んで私が粥を作ろう!と思い立ったのですが、なぜ初美さんが昨年そう言ったのか分かった気がします。
七草と言うだけあって、前半の五つは草で、摘みながら「これを食べるのか…」と思ってしまいました。
粥の用意をして、火にかけ「摘んだぞー!」とばかりに、七草を投入し、気づきました。
投入が早すぎた!と。
初美さんに相談すると、「七草は、最後に入れな色が悪くなるで。仕方ないから、最後にすずなとすずしろをもう一回入れ〜。」
ごもっとも!次女の離乳食と同じように考えていました。失敗失敗!
完成しました。
七草の色の違いが、私の未熟さの証ですね。
「ホンマはお餅を入れて完成ねんでー。」と教えてもらいましたが、子どもも食べるので、今回はお餅は入れませんでした。
七草が持つ、自然のパワーを有り難く頂きましたよ。
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